伝え育てる思い
2026/07/17
マイケルの映画を観てきました。圧巻のエンターテインメントでした。
マイケルは、いつも今までの自分を超えていくことを大切にしていたのが伝わります。
僕もまた「過去の自分を超えていくことが未来をつくる」と信じて走ってきました。
「エンターテインメント」という言葉の語源は、古いフランス語の「entretenir(支える・保つ・心を引き留める)」にあるそうです。分解すると「entre(間に)」+「tenir(支える)」で、本来は「心を支え続けること」を意味します。
今では「娯楽」と訳されますが、本来は人の心を支えること。
悲しい人に希望をもたらし。
疲れた人に元気をさずける。
孤独な人につながりを届けることです。
人は完璧な存在に感動するのではなく、挑戦し続ける姿に、人は心が動かされるのです。

講座で熱く伝えている時に僕も「命を削って伝える」感覚があります。
本気で誰かに何かを心に届けようとする人には、きっと誰にもある感覚ではないでしょうか…
歌手は声をとおして、
作家は言葉をつむいで、
カウンセラーは心を支えようとして。
それぞれ自分の一部を差し出しながら、人と向き合っています。
そんなことを考えていたら、大好きだった『幸せの王子』の絵本を思い出しました。
自分の宝石を次々と人々に与え、最後には何も残らなくなります。王子を愛したツバメも、暖かい南の国へ飛べるはずなのに、王子の願いを叶えるために留まり続け、最後は力尽きてしまいます。
子どもの頃は「王子やツバメの存在も優しい」と感動していました。
でも年齢を重ねた今は、少し違う見方をしています。
与え続けるだけなら、一本のろうそくはいつか燃え尽きてしまいます。
大切なのは、王子とツバメの優しさを受け取った人たちが、その優しさを次の誰かへ手渡していくことこそ、本当の奇跡ではないかと思えるのです。
優しさが連鎖していけば、一羽のツバメが飛べなくなっても、また別の誰かが羽ばたき始めます。
マイケルも幼い頃から、人生そのものを差し出し、多くの人に感動を与えました。
でも彼は、自分を休ませることは苦手だったのかもしれません。
だから最近の僕は「命を削って伝える」だけではなく「命を育てながら伝える」
ことが大切なのだと感じています。
僕が多くの心理カウンセラーを育てたい過去にスタートしたのも同じ理由からでした。
誰かが誰かの心を救い、その人がまた別の誰かを支え、さらにその人がまた誰かを励ましていくのです。
優しさの連鎖が広がることで、その想いはより多くの人へ、そしてより長く伝わっていきます。
昨日は、講師養成講座の第2期生がスタートしました。今日からは2026年、プロフェッショナルコース48期生が始まります。
一人で輝くよりも、多くの輝く人たちと出会いたいと僕は願っています。
最後に『マイケル』という映画は、まるでコンサート会場にいるかのような臨場感を味わえる感動の作品でした。

僕が講座は「ライブ」を大切にしているのは、その場でしか生まれない感動や空気、人と人の心が、一つになる瞬間を知っているからです。
そして、この映画の最後は、温かい余韻を残して終わります。
もし観る機会があれば、ぜひ大きなスクリーンと迫力あるサウンドで鑑賞することをおすすめします。
エンターテインメントが本来持つ「人の心を支え、前に進む力」を、改めて感じさせてくれる圧巻の映画でした。

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心理カウンセラー衛藤信之
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