脳内思考で終わらせない第一歩

   

 なぜ人は、過去の「考えても仕方がない」ことをグルグルと考え続けてしまうのでしょうか。これを心理学では「反芻(はんすう)思考」と呼びます。

 布団に入った途端「あの発言、偉そうに聞こえたかな」と一人大反省が始まり眠れなくなり、 LINEの返信が短いだけで「やらかした」と過去のやり取りをたどり、原因を探そうとしたり、相手の挨拶のトーンが低いと「嫌われている」と相手の顔色を一日気にしたり、また何年も前の恥ずかしい記憶を突然思い出して、今起きたことのように苦しみ。 現実にはとっくに終わった言い争いなのに、頭の中だけでバトルを続け、一人で疲れてしまうなどがありませんか?

 でもね、相手がそっけない理由のほとんどは、あなたとは何の関係もない「相手の都合」の場合が多いのです。 返信が遅いのは、仕事で疲れ果てているか、お腹が痛いか、締め切りに追われて余裕がないだけかもしれません。人は余裕を失うと視界情報の多くを見落とします。



 すれ違いざまに無愛想だったのも、あなたを嫌っているのではなく「上司に叱られたこと」や「得意先に伝え忘れたこと」で頭がいっぱいなのかもしれません。翌日「ごめん、寝落ちしてた!」 のLINEで解決するようなことに、私たちは大切な心のエネルギーをすり減らしているのです。 「嫌われたかも」と一度疑うと、脳は「嫌われている証拠」をかき集め始めます。

 太古の昔、集団から見捨てられることが死に直結していた人間にとって「好かれている」よりも「嫌われているかも」とマイナスに考えたほうが、生き延びる可能性が高かったのです。反芻思考の脳は、ただあなたを守ろうと過剰に反応しているだけなのです。

 だからこそ、不安になったときは心に問いかけてみてください。
 「それは事実ですか? それとも私の歪んだ推論ですか?誰もが確認できる事実か?」
 「返事が来ない」は事実。「嫌われた」は自分の推論。 誰も確認できない。
 「笑ってくれなかった」は事実。「怒っている」は自分の推論。 証拠はない。

 人は事実そのものよりも、自分が勝手に作り出した「歪んだ解釈」によって傷つき、自分自身を苦しめています。 手のひらからこぼれ落ちる砂のように、人生の時間は今この瞬間も終わりへと向かっています。 その限られた尊い時間を、一人相撲の妄想で苦しむのはもったいないとは思いませんか。



 どうしても気になる時はほんの少しの勇気を出して確認してみませんか。「あなたのことが好きだから、何かあったのかなと気になってしまって…」 そう伝える勇気は、きっと、あなたの人生を豊かなものに変えてくれます。

 その9割は「えっ、何のこと? 気づかなかった!」と笑って返ってくるはずです。 もし残りの1割、本当に相手に誤解されていたのなら、事実を確認して一生懸命に誤解を確認し合う行動をあなたが起こせばいいのです。誠意を持って向き合おうとする人を、人はそう簡単に嫌いません。

 それでも理不尽にあなたを拒絶してくるような器の狭い人なら、無理に付き合う必要はないのかもしれません。「人間関係の棚卸し」も必要ですからね。

 人生は有限です。限られた時間を大切なものに使いませんか。
 あなたが、もう過ぎ去った過去を、頭の中で何度も反芻しているなら、一度きりの人生を、自分ではコントロールできない他人の表情や、過去の反省に、大切な脳のリソースを使い過ぎていないかを考えてみてください。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
心理カウンセラー衛藤信之
公式LINEアカウントができました!段落

お友だち追加よろしくお願いします。
https://ws.formzu.net/sfgen/S66282504/
今なら4日間の集中講座プレゼント中
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲画像

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image.png です

 - ブログ

>