失ったものを数える不幸

   

 東京のマンション価格が上がっています。また、ゴールドも高騰しているそうですね。そんなニュースを観て落ち込み続けている人には、考えてもらいたいのです。
 あなたの時間という財産を…

 ある人が昔に都内のマンションを買おうとしていました。でも日々の生活に追われ、買いませんでした。すると、そのマンションが現在では3倍近くに上昇しました。その人は、「あの時に買っておけばよかった」「私は運が悪い」と、ため 息の日々を過ごしたのです。

 その人が気づいていないのは、落ち込みの瞬間にも、大切な時間が目減りしていることに。自分軸風に言えば、「時間」こそが最大の財産なのです。

 その人はマンションを買わない分、豊かな時間もありました。ローンで縛られなかったことで、家族で食事に行けたこと。その資金で息子の留学費をまかなえたこと。家族で海外の思い出を作ることもできたのです。

 もしマンションを買っていたら、その人は住宅ローンに追われ、転勤のたびに苦しみ、家族との時間を失っていたかもしれません。
 「手に入らなかった資産」の裏で、「増えていった家族の思い出のアルバム」も、人にはたくさん存在しています。僕たちは損失ばかり数えて、足元の幸せには目を向けていません。

 D・カーネギーの本の中で、ある経営者の話が出てきます。その人は会社を失い、銀行に借金に行った帰りに、ストリートの歩道で両足のない車椅子の男性に出逢います。
 その人から笑顔で「よいお天気ですね!」と声をかけられた。でも彼は失ったものを見ていて、頭上に広がる青空を見てはいなかったのです。
陽気に青空を楽しんでいる車椅子の男性に声をかけられて、彼の視界は広がりました。自分には足もあり、歩けているという現実に。

 彼は家に帰り、自分を奮い立たせるために部屋にこの言葉を貼りました。

 「私は心がブルーだった。なぜなら靴がなかったから。通りで足のない人の笑顔に出会うまでは…」
 I had the blues because I had no shoes, until upon the street, I met a man who had no feet.

 損失を数える時間よりも、今すでに持っているものを楽しむ時間は、心の青空を広げてくれますね。

 不眠症の人も同じことがいえます。その当人が、その不眠が最悪なことだと、その不眠にとらわれてしまっています。でも、不眠であっても、今までの自分と変わることがないし、人から後ろ指を刺されるわけでもありません。すべての記憶がなくなることもないし、また、不眠で全財産が失うこともありません。不眠のせいで頭上から空がなくなるわけでもないのです。でも、不眠症の人は“不眠“に全意識を集中して、他のことが考えられなくなっています。不眠の自分と不眠でない自分とでは、そんなに大きな差は存在しないし、外の人から見ると、その人が不眠していても、不眠でなくても気づきもしません。

 いつも自分の欠けていることを数える人は、どんなに身体に恵まれていても不幸なのかもしれませんね。

 あなたも心の富を増やす力を意識してください。

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心理カウンセラー衛藤信之
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